旅@安曇野
- waka
- 2018年8月31日
- 読了時間: 2分

安曇野といえば、私にとって特別な場所である。 というよりも、その地にある美術館が、私にとっての聖地である。 だけど、その人の事が昔からトクベツ好きだったわけではない。 小学校の頃の話だ。 閉鎖的で、息苦しくて、もどかしい。 あの頃の感覚を思い出すと今でもあまり良い気持ちにはなれないのだけれど、 そんな中の唯一の安堵できる場所が、保健室だった。 べつに、あの消毒液の匂いとか、無機質な壁が好きだったわけではない。 保健室の、先生が、好きだった。 小柄で可愛らしくて、乙女のような先生。 ティータイムにしましょう?なんて言葉が似合う、少女がそのままおばあちゃんになったような、可愛らしい先生。 私は、その先生が好きだった。 そんな先生が愛用していたのが、いわさきちひろさんのカレンダー。 子どもの頃は、むしろあまり興味がない絵であったけど いつからか、あの愛らしい、ほんわかした優しい絵を見ると、あの優しかった、保健の先生を思い出すようになった。 だから、私は、いわさきちひろさんの絵が大好きだ。 だから、いわさきちひろ美術館は、私にとってトクベツな場所になっている。 生誕100年を過ぎても、多くの人がちひろさんの絵を愛しているって、純粋に凄いなぁと思う。 ちひろさんについて語りたいことは山ほどあるのだけれど、うんちくババァになりそうだから、やめておこう。笑 願わくは、少しでも、私もそこへたどり着けるように。 ちひろさんのような、人をほんわかとさせられる作品を作っていきたいなぁと思う。 若(わか)
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